当番世話人挨拶

謹啓 寒冷の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は本学会に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、このたび令和4年9月10日(土曜日)に第20回乳癌学会北海道地方会を開催させていただくこととなりました。昨年はコロナ感染の動向が不透明な時期であつたためハイブリッド形式の開催でしたが、開催時期のコロナ感染の状況によりますが、現時点では通常形式での開催を予定いたしております。

今回のテーマは「最新乳癌治療の実臨床(real world)と未来」とさせていただきました。昨今の多くの新薬の登場により、サブタイプ別の乳癌治療に変化がみられます。実例をあげますと①乳癌における免疫チェックポイント阻害剤が抗癌剤との併用で適応となる③CDK4/6阻害剤のHR+HER2-再発乳癌への適応②HBOC患者に対するPARP阻害剤の適応、RRSO/RRMの保険適応④HER2陽性再発乳癌に対するENHERTUの適応などがあり、今後も多くの抗体薬物複合体などによる治療が新たに登場する可能性があります。

そこで、本会では各施設におけるこれら新薬に対する治療成績の実際と、治療を安全に遂行する上での医師及び看護師、薬剤師など多職種による工夫をご報告いただければと考え、多くの皆様の参加を心待ちにしているところです。

第20回日本乳癌学会北海道地方会

当番世話人 三神 俊彦

医療法人社団 札幌ことに乳腺クリニック 副院長

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